アキレス腱周囲炎を中心として、周囲全体に炎症呈する状態をいい、この中にアキレス腱滑液包炎やアキレス腱周囲炎などが含まれます。 また、アキレス腱短縮症は、炎症が見られなくてもアキレス腱が縮む症状そのものを言い、これを無理に伸ばそうとすると 炎症が起きるため、常に炎症を伴うという類のものでもないのです。 また同様の症状として「ハグランド病」などがあるが、 どの部位がどの程度侵されたときをハングルンド、あるいはアキレス腱周囲痛と呼ぶのかの区別は、明瞭でない。
加齢変化のひとつである腱の変性がベースにあるため、中年以上の市民ランナーやウォーキングをしている人に多く発症します。 使いすぎが原因しているために、運動量と発症には密接な関係があり、不適切なトレーニング方法が原因していることもあります。 また、靴の不適合や扁平足(へんぺいそく)などの足部変形も原因のひとつになります。
- 適切な運動量を超えた過度なスポーツによるもの
- 合わない靴を履くことによる起こる、靴による摩擦や、足の圧迫
- 扁平足などの足部の変形などによるもの
スポーツ、主に長距離ランナーに発生することが多く、アキレス腱全体にズキズキとした痛みがあります。 くわえて、運動時の時の疼痛が激しく、手の親指で押すと圧痛を訴える。 よく観察するとアキレス腱厚痛のある部分が隆起したり、逆に陥没していたりすることもあります。。 また踵骨、アキレス腱滑液包嚢包炎では、踵骨上部が正常のこともあるが、時には突出して彎曲している場合もある。 アキレス腱が縮小するアキレス腱短縮症は、運動などで無理に引き延ばそうとすると、炎症を起こすことがあり、痛みが大きい場合には、 アキレス腱が断裂することもあるので、むやみに伸ばすなど医師の適切な処置を受け、安静にすることが望ましい。
- アキレス腱全体にズキズキとした痛み、運動時の痛み、指出っ歯くすると痛む
- アキレス腱厚痛のある部分が隆起したり、逆に陥没していたりすることもある
中敷きや靴を加工することで踵を高くして、ヒールの高い靴をつくることでアキレス腱を弛緩した状態に置き症状を軽くすることができます。 しかし、まず安静が大事で冷湿布などで炎症を抑えて、固定などを行い、炎症が治まるまでアキレス腱の運動を極力制限する必要があります 合わない靴によってもたらされた足の病気は、足に合った靴を履くことで改善は可能です。
- 基本的にアキレス腱の伸展などの運動はおこなわずに、安静な状態を保つことが大切です。
- 足の計測などを行い、しっかりと足の特徴を把握し、足に合った靴を履くことが大切です。